人生を変えた旅 メキシコ 世界遺産テオティワカン遺跡

Teotihuacan

メキシコ テオティワカン遺跡

もし人に人生が変わった旅ってある~?て聞かれたら私はメキシコの世界遺産テオティワカン遺跡って答えると思います。太陽のピラミッドと呼ばれる巨大な遺跡に登れるのですが、その頂上で貰えるエネルギーのパワーと言ったら半端ないです!私は年末に旅行に行ったのですが、年が明けてからというもの今までがんばれず後回しにしていたことや新しいことががんばらなくてもサクサク出来るようになりました。
それでは私のテオティワカン遺跡体験をご紹介させてください。

遺跡の概要

世界遺産に登録されているテオティワカンはメキシコシティから約50km北東にある古代宗教都市国家の遺跡です。紀元前2世紀ごろから発展し7世紀ごろには衰退。後に発見したアステカ人が壮大な廃墟をみて「神々の都(テオティワカン Teotihuacán)」と呼んだのが名前の由来だそうです。主な建造物は巨大な神殿である「太陽のピラミッド」、「月のピラミッド」、遺跡を南北に繋ぐ「死者の道」、装飾美が優れた「ケツァルコアトルの神殿」、ほぼ完全に修復された「ケツァルパパロトルの宮殿」、壁画が見れる「ジャガーの宮殿」などがあり、都市の面積としては約20平方キロメートル、最盛期は20万人ほどの人口だったそうです。よくインターネットなどでみるのは太陽のピラミッドの外観や、月のピラミッドから見渡す遺跡全体風景の写真です。太陽のピラミッドは「登れるピラミッド」としては世界一の高さで、個人的にはこのピラミッドの頂上がスパーパワースポットだと言いたいです。

どうやって行くか?

テオティワカンへは下記の方法で行けると思います。

  • 公共のバス
  • ツアー(日本語/英語&スペイン語)
  • Airbnb 体験(英語&スペイン語)

私が利用したのは、ずばりAirbnb体験です。これが結果的には大当たりでした!

最安値は公共のバスで行く方法です。北バスターミナルからテオティワカン遺跡行きのバスが出ていて往復で600円くらいみたいです。ただ、正直平和ボケの私にとってメキシコシティの治安はとっても不安で、1人で地下鉄で北バスターミナルまで行って、更に公共バスで1時間の旅はあまり考えませんでした。

それで日本語ツアーとAirbnb体験をすごく迷いました。

日本語ツアーのメリットは人数が多くなく、日本語なので遺跡について詳しく理解できるでことです。私はMIKADO Travelというメキシコシティにある日本語対応の会社に問合せしました。半日ツアーで80ドル程。他の日本語ツアーは1人参加だと200ドルなどと高額なものも多かったです。英語&スペイン語のツアーも検討しましたが、口コミで「英語とスペイン語のツアーのはずなのに、スペイン語メインで英語では部分的にしか説明されなかった。」などとかかれていたり、とにかくあんまりこれにしたいって思う記載がなかったので英語&スペイン語ツアーは問合せもしませんでした。

Airbnb体験は個人がやっているツアーです。そこですごく気になるツアーを見つけました。朝7時にピックアップしてテオティワカン遺跡見学+ピクニックランチ付き+洞窟体験15時半解散。

ん!?ピクニック&洞窟体験!?

かなりユニークな体験が出来そう。レビュー評価は5段階中で4.93、詳しくレビューを読んでも主催者が参加者をすごく満足させようとしているのが伝わる内容ばかりでした。くいしんぼうの私が一番魅かれたのが、何人もの人がピクニックでのメキシコ料理が良かったと言ってたこと。金額はAirbnbの初回登録割引で6,800円でした。レビューを読んでツアー内容が想像できたこと、朝早く行った方が空いてるかと思ったこと、ピクニックなどがあると他の参加者とも仲良くなりやすいかなと思ったこと、悪いレビューがなかったことなどで結局このAirbnb体験に申し込みました。

テオティワカン遺跡体験

朝7:00にホテル前でピックアップしてもらい、独立記念碑で他の参加者と合流。10人乗りのミニバス2台で20名くらい参加者がいました。参加者はアメリカ、ヨーロッパ、アジアからでラッキーな事にスペイン語圏の人が誰もおらず、英語のみのツアーになりました。(募集時には英語&スペイン語と書かれていた。)カップル、家族が多く、友達同士、一人参加も私の他もう1人アメリカ人女性がいました。年齢層も10代の子供から60代くらいの年配の方など幅広かったです。主催者は夫婦(JaneとSeige)とその子供2人が手伝いに来てました。

集合場所で少し待ってトイレや買い物を済ませテオティワカン遺跡に向けて出発。1時間ちくらいで遺跡に着きました。遺跡についたのが確か8時半くらいだったと思うけれど、まだ全然人がいなくて沢山の気球が遺跡の上を飛んでいる素敵な風景に既に心が踊りはじめました。

エントランス
早朝は沢山の気球ツアーが出てる様

ちなみに私が行ったのは12月30日でホリデーシーズンでした。メキシコって想像してたよりもものすごく人が多く、観光地はどこも混んでます。また昼間の日差しが強くて紫外線シャワーが半端ないので、早く出発するツアーが断然お勧めです。

それで主催者のJaneとSeigeがケッツアルコアトルの神殿と昔の街の遺跡と順番に連れて行ってくれるのですが、まず最初にA4版に10つくらい質問が書いた紙が配られ、最後に一番正解ポイントを取った人には景品ありますと。結局私は1問目から英語での説明が理解しきれず挫折してしまったのですが、遺跡を色々と説明の際も常に「なぜと思う?」と参加者に考えさせる形式で、すごくおもしろいなと思いました。他のツアーでは行かない場所も案内して貰って、人ごみを避けてメインの太陽のミラミッドまでたどり着きました。

昔街があった場所
死者の通り
考古学者しか入れないエリア、、、?
遺跡から太陽のピラミッドが見える
既にちゃんとした 御手洗いもある
秘密のエリアから太陽のピラミッドへ

太陽のピラミッド登頂体験

巨大な太陽のピラミッド。登っていく沢山の人々が蟻の様。。。

太陽のピラミッドの高さは65m、頂上までの階段は248段です。頂上にはかつて神殿が立てられていたと考えられており、年に2回太陽が真上にくるように、そして真正面に沈むようになっているとのこと。古代の人々が少しでも太陽に近づこうと建てたのでしょうか。メインのピラミッドを前にしてテンションがすごくあがります。

太陽のピラミッドはすごい人気でさすがに混雑は避けられず、まず登る段階で並びました。巡礼者の様にぞろぞろと列の一番後ろについて時間は測らなかったですが、一段目の階段まで恐らく20分くらい並んだと思います。並んでいるあいだもガイドのJaneが色々と説明してくれたり、遺跡から発掘された黒曜石を通して太陽の写真を撮ったり退屈しないように工夫してくれました。

昔の人は黒曜石を通して太陽を見たそう
それにしてもすごい人。。。

いよいよ石段を登り始めます。正直足場はそんなに良いとは言えません。一段一段注意しながら登ります。前後に人がいるのでゆっくりしたペースで登れ、最初の踊り場に着きました。そこから西側の遺跡と大通りが見渡せて既に景色に感動です。2番目の踊り場はそんなに広いスペースもなかったので、そのまま頂上を目指します。途中わりと急な階段もあり、私はがっちりと手すりに捕まりながら登りましたが、スキップする様に登ってくティーンエイジャー達もいました。年配の方や子供たち、赤ちゃんを片手で抱えて登っているパパもいるくらいでしたが、あくまでも自分のペースを崩さずに進むのがいいと思います。

頂上に着くとそこは。。。

すごい人でした。。。でもやはり景色はいいです!北には月のピラミッドとその向こうに山、南には死者の道にそって遺跡群が並び、澄んだ空から太陽の陽を燦燦と浴びる感じです。Janeがみんな集まってー。とグループメンバーを集めます。「両手を太陽にかざして手のひら一杯に太陽の光を感じて。その太陽のエネルギーが手のひらから腕を通り、身体を通り足の先まで満ちていくのを感じてみて。そしてその間に願い事をするの。」言われたとおりにやってみると、身体中にエネルギーが満ちていくのを感じました。たまたま他のグループではカップルの男性がプロポーズをしたようで、女性も受入れすごく盛り上がっていました。こんなところでプロポーズされるのも思い出になるだろうな。。。と思いました。

太陽のピラミッドから眺める遺跡の様子
太陽のピラミッドから見る月のピラミッド

太陽のピラミッドが終わるとジャガーの宮殿を経て月のピラミッドへ向かいます。

月のピラミッド

月のピラミッド

月のピラミッドは高さ42mと太陽のピラミッドより低いですが、やや隆起したところに位置するため頂上の高さはほぼ同じです。宗教的な行事は月のピラミッドで行われていたと考えており、重要度は月のピラミッドのほうが上だった様です。後ろにそびえたつ山をモチーフにしてに作られてたとされています。月のピラミッドはテオティワカンの南端にあるため、頂上からは死者の道を軸にして壮大なテオティワカンを一望することができます。

月のピラミッドも距離はたいしたことはないですが急な階段になっているので注意して登る必要があります。頂上からのテオティワカンの全体の眺望は素晴らしかったです。

月のピラミッドからは一直線に死者の通りが見える。左は太陽のピラミッド。圧巻の風景!

月のピラミッドから降りたら待ちに待ったランチタイムです!

洞窟探検

既に13時過ぎくらいになってたと思うのでお腹がペコペコでした。ミニバスに戻って5~10分程移動。一応テオティワカンの敷地内と言っていたけれどサボテン畑がある草原にぽつんと建つ小さな家にあんないされ、テラスでピクニックランチをした。山のようなワカモーレとトルティーヤチップス、そしてトラコヨというトウモロコシの粉で作ったドウの中にマッシュルームやチーズの入ったメキシコ伝統料理が出てきました。2種類のサルサソースとテキーラまでも。ワカモーレ食べ放題状態にめちゃテンション上がりました。トラコヨは美味しかったけど沢山は食べられないかもです。ともかく他のメンバーとも歓談したりとても楽しい時間を過ごしました。

見渡す限りのサボテン畑。メキシコっぽい!
ぽつんと建つ家
ワカモーレ食べ放題!!幸せ♡

ランチの後はこのツアーオリジナルの洞窟探検。神聖なテオティワカンの洞窟に入り、黒曜石や古代人の作った土器や遺跡を発掘する体験ができます。ただ、正直この大変はキツかったです。と言うのも、ランチの際に洞窟に入る前の説明をしていたのですが、英語が聞き取れていなかったようで、「ハイ、ヘルメットかぶっていきますよ~。」と突然に連れて行かれます。ほら穴を進むと地下の洞窟へ続く細いハシゴがありゆっくりとそのハシゴを降りていく。洞窟の中は真っ暗です。

洞窟に降りていく
梯子をくだると真っ暗

英語の話せないガイドさんの仲間が何かをスペイン語で説明。スマホの光をかざした先には骸骨がぼんやりと浮かび上がってきました。ディズニーのカリブの海賊かと思ったのも束の間そんな快適なアトラクションではなかったです。というのもとにかく埃っぽい。殆どの場所で膝をついて這って前の人についていく状況で、下はさらっさらの砂。頭から顔から前の人が立てた埃/砂で息をするのもままならない状況です。マスクをリュックの中に置いてきてしまう凡ミス。大航海時代。。。しかし地獄はそれだけで終わらず、しばらく這って行ったところに小さなスペースがあり、密閉されたその空間で「さぁ、みんなで発掘作業しましょう♪」とガイドのJane。

想像してみてください。8畳ほどの空間に20人が入り、高さは人が立てないくらい低く、真っ暗闇でみんなスマホの光を頼りに地面を掘る。砂埃の半端ない空間。私はダメでした。でも西洋人の方々はすごく興奮して、「黒曜石あった!」とか「これ土器かも!」と楽しそうでした。洞窟の中へ行くならちゃんと心の準備をして入ることをお勧めします。。。

私にとって地獄の洞窟体験が終わると、小さな家の住人が今までに発掘された遺物を見せてくれました。売ってたみたいだけど私は買いませんでした。古代遺跡のファンならすごく楽しめる体験だと思います。

その後、伝統工芸品のお店とメキシコの伝統的なお酒メスカルを飲めるところへ行きたいかと聞かれましたが、私も含めグループの9割がもうメキシコシティに帰りたいといい、時間も押していたようなのでメキシコシティへ戻り独立の塔の前で解散しました。

洞窟体験は大変でしたが、普通あまり出来ない体験ですし、なによりも太陽のピラミッドでもらったエネルギーが身体に満ち溢れていてすごく満足した1日でした。千何百年も前に20万人以上もの人々がこの地へ集まり、高度な数学や天文学の知識を持って巨大な建造物を完成させ、その頂上から同じ景色を眺めていたのかと思うとやはり何か良いエネルギーが集まってくる場所なのではないかと感じます。日本に帰ってからも疲れたなーと思ったときに目を閉じて手のひらを太陽に向けてそのエネルギーを感じるとメキシコでの力強い太陽のパワーを思い出し頑張ろう!という気持ちになります。メキシコシティに行った際はぜひテオティワカンを訪れてみてください。

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