45歳で妊娠が分かったとき、嬉しさと同時に不安もたくさんありました。
その中でも大きかったのが、「出生前診断をどうするか」という問題です。
年齢的に、医師からはNIPT(新型出生前診断)について説明がありました。
受けるか、受けないか。正直、とても悩みました。
今回は、私がNIPTを受けなかった理由と、そのときの気持ちを正直に書きたいと思います。
NIPT(新型出生前診断)を勧められて感じたこと
妊娠初期の健診で、出生前診断について説明を受けました。
45歳という年齢もあり、NIPTはごく自然な選択肢として提示されたと思います。
頭では理解しつつも、いざ自分のことになると、簡単に答えは出せませんでした。
「もし何か分かったらどうするのか?」
その問いが、ずっと頭から離れませんでした。
NIPTを受けなかった理由
理由①:中絶という選択肢がなかった
一番大きな理由はここでした。
45歳での妊娠は、自分にとって最後になるかもしれないと思っていました。
その中で、検査結果によって妊娠をやめるという選択は、自分の中では考えられませんでした。
もちろん、どんな選択も簡単なものではないと思います。
ただ私は、「この命を受け入れたい」という気持ちの方が強かったです。
理由②:つわりがひどく考える余裕がなかった
NIPTは妊娠初期(13週頃まで)に受けることが推奨されています。
ですがその頃の私は、つわりがとてもひどく、
日常生活を送るのもやっとという状態でした。
大事な判断だと分かっていても、
冷静に情報を整理したり、考えたりする余裕がありませんでした。
「しっかり考えて決める」ということ自体が難しい状況だったと思います。
理由③:検査の性質とリスクへの不安
もう一つ大きかったのが、NIPTという検査そのものに対する不安でした。
調べていく中で、NIPTは精度が高い検査ではあるものの、「確定診断ではない」ということを知りました。
つまり、もし「陽性」という結果が出たとしても、必ずしも染色体異常があるとは限らないということです。
その場合、最終的には羊水検査などの確定診断を受ける必要があり、
お腹に針を刺す検査と聞いて、「赤ちゃんにリスクを伴う検査を受けることになるのか」と不安を感じました。
また、陽性と出たのに実際には異常がなかった場合、
その間に感じる不安や葛藤を考えると、自分はその状況に耐えられるのかという思いもありました。
さらに、NIPTですべての先天性の病気が分かるわけではないという点も気になりました。
検査で分かることは限られていて、
結局は生まれてみないと分からないことも多いと感じました。
そう思うと、限られた結果のために検査を受けることを、自分はどう受け止めればいいのか、答えが出せませんでした。
そして費用の面も一つの要素でした。
私の場合は約12万円と説明を受け、保険も適用されないため、簡単に決められるものではありませんでした。
こうしたことを総合的に考えて、私はNIPTを受けないという選択をしました。
出生前診断について感じたこと
出生前診断については、本当に人それぞれ考え方が違うと感じました。
受ける人もいれば、受けない人もいる。
どちらが正しいというものではなく、その人の状況や価値観によるものだと思います。
私の場合は、その時の体調や気持ちの中で、できる選択をしました。
その後、胎児スクリーニング検査を受けることに
NIPTは受けませんでしたが、
つわりが少し落ち着いてから、妊娠20週の時に胎児スクリーニング検査を受けることにしました。
この検査はエコーで胎児の状態を確認するもので、分かるのは主に形態異常に限られます。
そのため、形態異常を伴わない染色体異常やその他の疾患については、この検査では分からないと説明を受けました。
それでも、体に負担が少なく、費用も比較的受けやすい範囲だったこと、そして何より自分の体調が少し落ち着いてきたタイミングだったことから、受けることにしました。
私にとっては、「ようやく落ち着いて考えられるようになった時期」であり、
自分の中で「今ならきちんと向き合って決められる」と思えたタイミングでの選択でした。
このときの詳しい体験については、次の記事で書きたいと思います。
最後に
NIPTを受けるかどうかは、とても難しい選択だと思います。
正解があるものではなく、その人の状況や気持ちによって答えが変わるものだと感じました。
私は、あの時の自分なりに考えて選択しました。
振り返ってみても、その時の自分の決断に後悔はありません。
これから同じように悩む方にとって、ひとつの体験談として参考になれば嬉しいです。
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